熱で赤く輝く窯の中で焼成される陶器

光沢

土と炎が生み出す、一瞬の輝き

ろくろの上で粘土を慎重に形作る職人の手

不完全さの中にある、美しさ。

光沢は、日本の伝統的な美意識「わびさび」に根ざしています。私たちは、自然素材が持つ不均一性や、手仕事ならではの揺らぎを大切にし、すべての作品に唯一無二の命を吹き込みます。

古くから受け継がれてきた知恵と技術を深く敬愛しつつも、現代の感性やライフスタイルに寄り添う新しい表現を常に探求しています。土と炎が織りなす偶然の美しさを享受し、その瞬間の輝きを作品に封じ込める。それが私たちのものづくりへの尽きない情熱です。

作品集

事業内容

個人のお客様から法人のお客様まで、様々なご要望にお応えします。

特注デザインのアイコン

オーダーメイド製作

レストランやホテル向けの特注食器から、大切な方への記念品、またはご自身の特別な一点まで。お客様の想いを丁寧にヒアリングし、光沢ならではの技術と感性で、想像を超える唯一無二の作品を創造します。

ガラスアートのアイコン

ガラスアート制作

透き通るような美しさと繊細さを併せ持つガラス。空間を彩るアートピースや、建築空間に一体化する大規模なインスタレーションまで、光と影が織りなす芸術を、熟練の職人が確かな技術で形にします。

金継ぎ修復のアイコン

陶磁器修復

長い年月を経て欠けたり割れたりした大切な陶磁器に、伝統的な金継ぎの技術で新たな命を吹き込みます。傷跡を「景色」として捉え、金や銀の漆で美しく修復することで、受け継がれる品物の価値を高めます。

ワークショップのアイコン

ワークショップ

陶芸に興味を持つ未経験の方から、より深い技術を学びたい経験者まで、誰もが楽しめるワークショップを定期的に開催しています。土やガラスに触れ、ものづくりの喜びと感動を分かち合いましょう。

一つの作品が生まれるまで

ろくろを回して器を成形する様子
01

土練り・成形

作品の土台となる粘土を、まず丁寧に練り上げます。土の中の余分な空気を抜き、均一な硬さと状態に整えることで、焼成時の歪みを防ぎます。その後、熟練のろくろ技術や手びねりによって、一つ一つ心を込めて作品の形を創り出します。この最初の工程が作品の生命を決定付けます。

素焼きされた器に釉薬をかける職人
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素焼き・施釉

成形した作品はまず約800℃で素焼きされます。これにより、作品は固まり、次の工程である施釉(せゆう)が可能になります。私たちの工房で独自に調合された釉薬は、筆や浸漬、吹き付けなどの様々な技法で丁寧に施されます。釉薬の種類やかけ方一つで、焼き上がりの色合い、質感、そして表情が劇的に変化します。

窯の中で赤く熱せられる陶器群
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本焼成

釉薬を施した作品は、再び窯に入れられ、1200℃を超える高温で本焼成されます。この最終工程が作品の真の姿を決定します。窯の中で炎がどのように作品に当たり、釉薬がどのように溶融し、ガラス質に変化するかは、職人の長年の経験と直感によってコントロールされます。時に予測不能な、しかし息をのむほど美しい「窯変」が生まれることもあります。

完成した美しい器を手に取る様子
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検品・完成

窯から出された作品は、じっくりと冷まされた後、一つ一つ丁寧に検品されます。傷や歪みがないか、釉薬の状態はどうか、色合いは意図した通りか。厳しい職人の目で品質が確認され、合格したものだけが、ようやく「光沢」の作品として完成となります。長い工程と職人の情熱の結晶が、ここに誕生します。

お客様の声

「私のカフェの開業に合わせて、オリジナルのコーヒーカップとソーサーを依頼しました。光沢さんの作品は、手になじむ温かみがありながらも洗練されたデザインで、お客様からも大変好評です。毎日のコーヒーが特別な体験になっています。」

- 佐藤 陽菜 様, カフェオーナー

「祖母から受け継いだ思い出の小鉢が欠けてしまった際、金継ぎを依頼しました。元の傷を隠すのではなく、それさえも美しく昇華させる技術に感動しました。新しい物語が加わり、さらに大切にしたい器になりました。」

- 田中 健太 様, 個人のお客様

「会社の設立記念品として、社員一人ひとりに贈るガラスの文鎮をお願いしました。一つ一つ手作りのため、少しずつ異なる表情があり、それがまた愛着を深めます。光沢さんの細やかな気配りにも感謝いたします。」

- 山田 浩二 様, IT企業経営者

「光沢さんのワークショップに参加し、初めての陶芸体験でした。土に触れ、自分の手で形を創り上げていく過程は、想像以上に楽しく、集中できる時間でした。完成した作品は、私の日々の暮らしを豊かにしてくれます。」

- 加藤 美咲 様, ワークショップ参加者

「新築のリビングに飾るアート作品を探していたところ、光沢さんの吹きガラスのオブジェに出会いました。時間帯によって光の入り方が変わり、様々な表情を見せてくれるので、毎日眺めていても飽きることがありません。非常に満足しています。」

- 小林 大輔 様, デザイン事務所勤務

「料亭で使用する特別な器を依頼しました。季節ごとの料理が映えるよう、色合いや形、土の質感まで細部にわたるこだわりに応えていただき、光沢さんの職人技に感服しました。お客様にも大変喜ばれています。」

- 鈴木 悠太 様, 料亭料理長

未来へつなぐ、ものづくり

私たちは、環境への負荷を最小限に抑えることを目指し、持続可能な制作活動に取り組んでいます。自然の恵みへの感謝を忘れず、次世代にこの美しい文化を継承していきます。

工房の棚に並べられた天然鉱物と粘土

70%

地域素材の利用率

私たちは可能な限り工房周辺で採れる土や鉱物を活用しています。地元の資源を大切にし、輸送にかかるエネルギーとCO2排出量を削減することで、地域経済にも貢献しています。

95%

水の再利用率

陶磁器制作において水は不可欠ですが、私たちは環境負荷を軽減するため、使用する水を最大限に再利用しています。高度な濾過システムを導入し、95%以上の洗浄水を再生利用することで、水資源の節約に努めています。

100%

廃棄粘土の再生

成形時に発生する粘土の切れ端や余った土は、捨てることなくすべて回収し、丁寧に処理して新たな作品の材料として再活用しています。無駄をなくし、資源を循環させることで、持続可能なものづくりを実践しています。

渋谷の工房

自然光が差し込む、整理された美しい工房の内部
〒150-0043 東京都渋谷区
道玄坂3-12-7 5階

渋谷駅からほど近い静かな一角に、私たちの工房はあります。自然光がたっぷりと差し込む明るい空間で、職人たちが日々、土やガラスと向き合っています。創作のインスピレーションが生まれる、落ち着いた雰囲気です。

工房へのご訪問は、作品一つ一つに集中するため、完全予約制となっております。
下記フォームよりお問い合わせください。

渋谷の工房所在地を示す簡略化された静的な地図

お問い合わせ

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平日 10:00 - 18:00